ナシーム・ニコラス・タレブ「反脆弱性」から老後2,000万円問題を考察

【FP2級 元会社員で主婦フリーランス コダイが綴る 人生を豊かにする本紹介ブログです。】

今日は買い物にターミナル駅まで出かけましたが、平日にもかかわらず凄い人出でした。最近は天気も良く、お出かけ日和なのかもしれませんね。大きな駅でしか買えないものが必要だったので、買い物は楽しんだのですが人混みに圧倒されコロナはもちろんインフルエンザも流行するわけだと思いました。

 

 

自己責任で行動するのが当たり前の世の中になったなぁと感じます。そんな責任の話になると思い出すのが、「ブラック・スワン」を書いたナシーム・ニコラス・タレブ の「反脆弱性」をご存じですか?不確実性を少しでも解消したいあなたにぜひ、読んでもらいたい一冊です。

 

 

脆弱性ってなんだろう?他責思考は辞めたいはず

この本の中で、反脆弱性は他人の犠牲の上に成り立ってはいけないということが書かれています。今、世界は環境問題などではグローバルサウスなどの発展途上国を犠牲にしています。炭素税や電気自動車でこの問題が解決するとも思えません。

 

そして中国の一帯一路構想では、カンボジアスリランカなどの開発を援助する代わりに、インフラを抑えられています。無理な貸付で建設された港や建物は、中国資本がなくなるとすぐに廃墟となります。金利も4〜6%とODAの支援でよくある1%の金利とは比べ物になりません。

 

正しいレジリエンスと個人的対処法

資本家は労働者の搾取によって、脆弱さを無くそうとしています。しかし、本当に正しい反脆弱性とは、どういうことなのでしょうか?タレブのいうレジリエンスが全て正しいとは限りませんが、倫理的に物事を見る目が養われる一冊です。また予言者とも言われる、タレブの考え方がよく理解できます。

 

不確実な世の中において、私が考える反脆弱性はまず、複数の収入源も持つことです。これは最近の記事にもあるように投資したり、副業したり人ぞれぞれだと思います。

また、反脆弱性にはメンタルケアも必要だと思います。節約ばかりでは、働く意欲も失います。適度に人生を楽しみながら貯蓄していくことが大切です。

 

老後2,000万円問題について思うこと

老後の資金問題は、日本人の不確実な将来によく出る話題です。住宅ローンや学費があると、なかなかそこまで用意できない人もいるでしょう。

老後に資金がどれくらい必要なのかは、その人の生活レベルと住居の有無によって大きく変わると思います。一般的に高齢になると支出は減ると言われますが、年収が上がるにつれて、消費も上げていると難しいです。なるべく生活レベルを下げずに、老後を迎えたいなら年収が多くなる40〜50代くらいの稼ぎを消費するのではなく投資に回すのがいいでしょう。

 

私もかつては浪費家でしたが、ボーナスでブランド品を買うのではなく投資商品の購入にしました。これは、一種のご褒美を繰延している感覚です。

年金はいくら減額されるかわかりません。今の高齢者はないなりにやっていけているのかもしれません。しかし、本当に2000万円で足りのかとも思います。

一体いくら貯めれば豊かな老後を送れるのか?円安インフレリスクなども考慮して、明確な数字があるともっと経済が良くなると思います。

 

投資にはリスクもあるので、よければ過去記事をご参考にしてください。

 

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