マルクス・ガブリエルと中東問題とミネルバのフクロウ

【FP2級 元会社員で主婦フリーランス コダイが綴る 人生を豊かにする本紹介ブログです。】

中東問題の議論がある今、詳しく全体主義について知りたい人はいませんか?

そんな人にとって助けになるのがこの「全体主義の克服」です。

 

【東西哲学界の雄が、全体主義から世界を救い出す!】

全体主義の渦に、再び世界は巻き込まれようとしているのではないか。
日独ともに哲学は、二〇世紀の全体主義に加担してしまったが、では次なる全体主義の台頭をいかに阻止すればよいのか。
その答えを出そうとしているのが、マルクス・ガブリエルだ。
彼の「新実在論」は、全体主義の礎を築いたドイツ哲学を克服するために打ち立てられたものだったのだ。
克服にむけてのヒントは東アジア哲学の中にあるという。
本書は、東西哲学の雄が対話を重ねて生み出した危機の時代のための「精神のワクチン」である。

 

 

マルクス・ガブリエルは哲学界のカリスマと言われるドイツの哲学者で29歳の若さで教授となっています。この天才的哲学者が書いた本を数冊読んだ中で印象的な一冊がこの本です。ドイツというのはナチスを生んだ、かつて全体主義の国家です。また、第二次世界大戦の反省が日本と共にある国です。

 

 

日本と共通する意識や、ドイツ特有の考え方が書かれています。ヨーロッパといってもフランスやイギリスなどの戦勝国とドイツでは全く異なる思考をしている部分もあるようです。他国の文化や深層的な意識を知ることで、この混沌とした世界を見るヒントが得られる一冊です。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます😊 読者登録お願いします!