動的平衡から考える「老い」とは何か?マンションの老朽化問題を考える

【FP2級 元会社員で主婦フリーランス コダイが綴る 人生を豊かにする本紹介ブログです。】

皆さんは変わらないものがあると思いますか?

今日は「動的平衡」という科学的な、しかし人間の根源について考える本を紹介します

 

動的平衡とは、絶え間ない流れの中で一種のバランスが取れた状態のことである。 崩壊してゆく生命の構成成分を先回りして分解し、乱雑さによって崩壊していく速度よりも早く再構成され続けることでバランスが保たれる。

 

 

 

動的平衡と相通じる考え方が哲学でもあります。本質とは何か?それは変わっていくものなのかもしれません。そして変わっていくことこそが生命なのかもしれないと思います。

マンションの老朽化に関するN H Kのテレビ番組を見ました。マンションも人と一緒で老朽化し、高齢化社会の日本にとって大きな社会問題になると言われています。修繕費が足りず老朽化したマンションに住むことは危険を伴い、また地域住民にも害を及ぼします。

 

管理組合がない場合もあり、集団の合意が必要なマンションの修繕はとても多くの課題を抱えています。しかし、地域や行政と連携することで老朽化と共に暮らしていく施策が紹介されていました。

 

私は老いを感じることを恐怖と思っていましたが、それは生命体として自然なことです。そしてマンションのような建造物や街自体も常に少しずつ変化していきます。変化は人によっては苦痛かもしれません。しかし、常に自分自身も変化をする一部だと思えば、怖いとは思わなくなりました。

ゆっくり、少しずつ変わっていく。そんな歌がヨルシカの歌詞にもありました。動的平衡はきっと誰もが感じる謎なのかもしれません。