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資本論の本質:19世紀から現代へ

19世紀とは大きく変わりましたが本質は同じなので、概念を深堀する本を紹介します。

生き延びるために学ぶことが必要とされています。

マルクスの資本論を解説した 武器としての「資本論」です。

 

武器としての「資本論」

資本主義とは

ヘーゲルの「人間の歴史とは自由と理性が実現されていく過程である」という意味での世界が終わったのは1990年代です。フランシス・フクヤマが「歴史の終わり」を提唱しました。

資本主義は産業革命以後をマルクスは想定しています。商品の生産と交換が行われているかどうか?

「資本論」は商品の分析をするところから始まります。商品でなかったものが商品化し、商品による商品の生産。

労働が労働力という商品になったことが資本主義です。

 

武器としての「資本論」

 

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共同体

商品は共同体の中では存在しません。商品は共同体の外での交換から生まれ、あと腐れががありません。お金による交換の原理は無縁であり、自由です。しかし今度は共同体の内部にも商品が流通するようになります。

マックス・ウェバーの人格的支配と官僚制的支配。

生産的労働が共同体的に営まれていたものから共同体外の原理の包摂されていきます。

 

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新自由主義

剰余価値を生産することが資本主義の肝である。

形式的な包摂では農閑期の副業のように、形式的にしか隷属していません。しかし実質的包摂では労働過程を丸ごろ資本が形づくっています。

剰余価値の生産には、生産性を普段い高め続けなければならない命題があります。

相対的剰余価値は生産性を高めることで得られる、剰余価値です。これは全存在の包摂へとつながります。

新自由主義はアウトソーシングや選択と集中を、具体的に指示します。政治経済のテーマは民営化、規制緩和と競争原理なのです。これらは剰余価値の追求という手段なのです。

新自由主義とともに、再び階級社会も戻ってきました。一つの文明となった新自由主義、価値観に支配されている人間の魂をどうすれば救うことができるのでしょうか?

続く

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